こんにちはNozomiです。
先月末に1週間だけ日本に帰国していたので、あるイベントに参加してきました。イベントの中で国際保健・国際看護に関わる方々の経験を聞きました。今回は、オーストラリアへ看護留学・ワーホリに来る方に活かして欲しい帰国後の国際保健・看護のキャリアについてお話しします。
まずイベントを主催したのは誰?
Nursing Academinaという団体です。
Nursing academiaは「求める全ての看護師に、高度教育を」をスローガンに設立された看護学生・看護師のための教育支援団体です。- Nursing Academia サイトから引用
という主に修士以上の学位を持った看護師の方々で運営されています。
彼らの活動に興味があったのと、今回のイベントのテーマが「看護師、海を渡る」だったのでこんな良いタイミングはない!とTwitter経由で参加を決意しました。3人の方々がそれぞれ自分の経験について話されました。
お話をしてくれたのはこの3人
この9月からアメリカのコロンビア大学の大学教育院で学ぶ予定。当大学院の入学資格を取るまで、日本の奨学金についてお話ししてくれました。
国際NGO団体での仕事やそこに至るまでの経緯。国際NGOでの仕事を経て現在は外資系コンサルティング会社に就職。(→国際系の仕事からコンサルというキャリアパスがあるんだな!と初めて知りました)
Naoki Hirose さん
Nursing Academiaの代表、現在東大MPHで学ばれています。トークはWHOでのインターンに行くまでの経緯と行ってみての変化など。
オーストラリアに留学に来る日本人看護師さんたちにとってはキャリア構築という部分で、途上国で働く助産師さんの話がとても参考になりました。
運営の川島さんがスライドをシェアしていますが、これは本当に当てはまっています。
【Nursing Academia 第4回定例会】
途上国で働く助産師さん @improve_MCH 発表スライドより、国際保健に従事する看護師の、よくあるキャリアの図。
国際保健に興味を持った後も、語学の壁や、結婚や出産のライフイベントとの重なりの壁を、どう乗り越えていくかが課題…。 #nursing_academia pic.twitter.com/ZGx1Rmvy41— 川島有沙 (@JapaneseNurse) July 27, 2019
臨床看護師になって3〜10年して留学・ワーホリに行く
→帰国後、国際保健分野での仕事がしたいと海外青年協力隊に行く
→修士を求めて大学院
→国際保健の仕事
という道のりです。演者の方は35歳で国際保健の仕事を始めるのは女性としてのライフイベントにちょうど差し掛かるので仕事を始めるタイミングとしては遅いと言っていました。そこで早めのキャリアプランニングと修士への進学をおすすめします。(仕事で修士が必要な場合は)
様々な就職先
今後は在日外国人、在外邦人のための医療・福祉サービスがどんどん増えていきます。関連して製薬会社、医療機器メーカー、外資系コンサルティング会社で看護師が求められていきます。
もちろん今まで通り、外国人対応の都市部の総合病院での臨床看護師または医療通訳としての道もどんどん需要は増えていきます。
オーストラリア看護留学でできること
では国際保健分野で活躍するには留学でどのようなことをすればいいのでしょうか。
英語をしっかり学ぶ
まずは留学中に基礎の英語を身につけることが大切です。看護師という専門職として働くにも一個人として一般英語での日常会話ができなくては話になりません。語学学校での異文化交流、オーストラリアの文化に触れることで多国籍の人たちとそのように生活をしていくかを学びます。
医療英語を身につける
一般英語がある程度できるようになったら(語学学校でいう中上級Upper intermediate 以上)、医療英語を学んでみましょう。オーストラリアの医療現場で働きたい人だけでなく、日本に帰国後に外国人患者に英語で医療・看護を提供したい人に向いています。
実際に海外の医療・福祉システムを学ぶ
ぜひ現地にいる間に現地の医療現場の視察ツアーに参加することをオススメします。私が提携している看護留学エージェントでは年に2回、急性期病院・介護施設での視察ツアーを行っています。見学するだけでなく、オーストラリアの医療システムについての講義、現場の医療者に直接質問できる、介護施設の利用者さんとの触れ合いなどができる貴重な体験を提供しています。日本語通訳付きなので英語が不安な方でも参加可能です。
オーストラリアの病院や施設は患者の見舞いでない限り、ご自身で見学などをのアポを取るのはかなり困難です。視察ツアーなどの機会をぜひ利用してください。
実際に海外の医療・福祉現場で働いてみる
視察ツアーだけでなく、実際に現場で働いてみたいという方は日本でいう看護助手や介護士・ヘルパーに近いアシスタントインナーシング(アシスタントナース)というCertificate 3 in AIN- Assistant in Nursingの資格を取ってみるといいでしょう。英語力が満たしていればワーキングホリデーで取れる資格もあります。本格的に学びたい、急性期看護を体験したいとう方はTAFEという政府の専門学校での資格取得が向いています。
帰国後のキャリアプランの立て方と合わせてオーストラリア留学のお問い合わせお待ちしています。
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Nozomi